http://av.watch.impress.co.jp/docs/20081117/fuji1.htm?ref=rss2008 秋のヘッドホン祭
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【タイムロード編】-ULTRASONEが「edition8」を世界初公開
東京・中野にあるAV機器の専門店フジヤエービックのデジタルスタイルショップが主催する「秋のヘッドホン祭」が11月16日の日曜日、中野サンプラザにて開催された。入場料は無料。
会場は中野サンプラザ
薄型テレビやビデオカメラ、各種オーディオ機器の新品/中古販売、買い取りなどを行なっているフジヤエービックは、業務用機材も手掛けるプロショップも設けるなど、AV関連機器専門の総合販売店として知られている。一方で、国内外の中高級ヘッドフォンや、ヘッドフォンアンプなど、ヘッドフォンと関連製品の販売にも注力。東京におけるヘッドフォンムーブメントの中心地的な存在となっている。
「ヘッドホン祭」は、そんな同店が取り扱う製品や、各社の新製品が体験できるイベントとして開催されているもの。従来は中野ブロードウェイの中で行なわれていたが、今年の4月から、会場を中野サンプラザへ移した。4月のイベント時は15階の広い1ルームを使って開催されたが、11月の今回は同階の4ルームを全て貸し切り、ルーム前の広間も使って普段あまり聞くことのできない国内外の高級ヘッドフォンが多数展示された。出展社は約30社。
ここでは、イベント内で発表された、ドイツのヘッドフォン専門メーカー、ULTRASONE(ウルトラゾーン)の新製品「edition8」を紹介する。同製品の発表はドイツでも行なわれておらず、今回が世界初公開となる。発表にあたっては、ドイツからCEOのMichael Willberg氏も来日。自ら新製品の解説を行なった。
■ ULTRASONEとは
会場にはULTRASONEの現行モデルが多数用意され、自由に試聴できる
ULTRASONEは、'91年に創設された比較的新しいメーカー。モニター用ヘッドフォンをメインとするメーカーだが、同じ製品をコンシューマ向けにもリリース。近年ではコンシューマ用途を想定したモデルも多く手掛けている。技術的な特徴としては、ユニットを鼓膜に直接相対させる位置ではなく、あえてセンターからズラしたオフセット配置にする「S-LOGIC」が挙げられる。
鼓膜(耳穴)にダイレクトに音を届けるわけではなく、生音やスピーカーからの再生音と同じように、音を一旦耳やその周囲に当て、そこから反射した音を聞かせることで、ヘッドフォン特有の頭内定位や圧迫感を低減。ナチュラルなサラウンドに聴かせるというものだ。同技術は「S-LOGIC plus」など、バージョンアップを続けている。
ほかにも、特殊なシールドを施すことで電磁波の影響を低減するという「ULE」(超低放射)技術も多くのモデルに取り入れられている。いずれも“長時間使用による健康への影響の低減”や“頭内定位の緩和”といったプロユースならではのポイントを重視していると言えるだろう。
試聴用に用意された「Edition9」は、シリアルナンバー「001」
そんな同社の名を一躍有名にしたのが、2004年に999台限定で発売された超高級ヘッドフォン「edition7」だ。「採算度外視で、持てる技術を全て投入した」(CEOのMichael Willberg氏)という同モデルの価格は47万2,500円という、それまでのヘッドフォンの常識を覆す設定で登場。しかし、非常に解像感の高い再生音や気品のある響きなどでファンに支持され、限定数を完売。2006年にはブラッシュアップした「Edition9」(24万1,500円)も登場し、人気を集めている。
ヘッドフォンの良し悪しはユーザーの好みが強く影響するものだが、人気や話題性の面でも注目のメーカーだ。そんな同社の新ハイエンドモデルの発表ということもあり、部屋に入りきらないほどの観客がつめかけた。
■ 「edition8」が世界初お披露目
モデル名は「editon8」。日本では2009年3月下旬から4月にかけての発売が予定されており、予定価格は15万円前後と、高価ではあるが、Edition9よりも10万円ほど低価格になっている。また、editionシリーズでは初めて、生産数が限定されていない。
editon8 専用に開発されたチタンプレイテッド・ドライバーを採用
特徴は幾つかあるが、大きな点は“屋外での利用を想定していること”だろう。価格が価格であるため、気軽に持ち出せないという面もあると思われるが、editionシリーズは密閉型で、ハウジングもそれほど大きくはないため、ポータブルでも使用できる。しかし、付属ケーブルが3mと長く、屋外での使用では邪魔になる事もあった。
editon8のケーブルは1.2mで、4mの延長コードが付属する仕様に変更された。なお、1.2mのケーブルは脱着できない。ドライバは40mm型で、専用に開発されたチタンプレイテッド・ドライバーを採用。前述のS-Logic PlusやULEも搭載されている。ハウジングは密閉型で、従来の円形から縦長の楕円形に変わった。ハウジングにはレアメタル(希少金属)のルテニウムを使用し、表面は鏡面仕上げとなっている。
新開発のヘッドバンドはアルミ製で、頭頂部を幅広く保護するのが特徴。ヒンジ部分にもアルミを使っている。頭部に触れる部分にはエチオピアン・シープスキン・レザーのパッドを配置。イヤパッドにもシープスキンが使われている。重量もediton9の310gから、260gへと大幅に軽量化(どちらもコード含まず)。長時間使用の負荷を低減するとともに、同社のヘッドフォンの不満として挙げられる事が多かった“頭頂部への負荷”への対策がとられているようだ。
再生周波数帯域は8Hz~35kHzで、インピーダンスは30Ω。出力音圧レベルは94dB。プラグはステレオミニで、標準プラグへの変換アダプタも付属する。
ハウジングにはルテニウムを使用。ケーブルは脱着できない プラグはステレオミニ
自ら装着モデルを務めたWillberg氏
展示されたのがプロトタイプであるため、残念ながら試聴はできなかったが、Willberg氏によると「ハウジングのサイズ自体は従来モデルとほとんど変わらないが、ドライバの配置などを改良することで、内部の容積が向上しており、音楽の空気感がアップしている。ドライバのオフセット位置もさらに改良を重ねた」という。
Willberg氏は同モデルの発表を日本で行なった理由として、「日頃から日本のユーザーに応援してもらっており、ULTRASONEとしても日本を非常に重要な市場と考えているため」と説明。事実editon7が最も多く販売されたのは日本だったとのことで、「今後はeditionシリーズのユーザーが参加できるフォーラムようなものを作り、ユーザーの声を直接聞き、今後の製品に活かしていきたい」と語った。
会場では、価格が発表される前にフジヤエービックのスタッフに予約注文をする来場者がいたり、自らのヘッドフォンにWillberg氏のサインを入れてもらうユーザーもいるなど、非常に熱気溢れる発表会となった。
■ そのほか
タイムロードブースでは、ドイツLehmann audio(レーマンオーディオ)のヘッドフォンアンプ新モデル「Rhinelander」が展示された。既発売のBlack Cube Linear(12万6,000円)の機能を絞り込み、低価格/小型化したモデルで、価格は51,450円。11月20日に発売される。
プリアンプ出力とアンバランス入力各1系統、もしくは、アンバランス入力2系統のいずれかを、ジャンパによって設定できるのが特徴。切り替えはフロントのスイッチで行なう。ヘッドフォン出力は標準プラグで1系統用意。入力インピーダンスは47kΩ。最大ゲインは6dB、20dB(切り替え)。周波数特性は10Hz~35kHz。出力インピーダンスはヘッドフォンが5Ω、ラインが5Ω。外形寸法は135×110×47mm(幅×奥行き×高さ)。重量は400g。